dobochon’s diary

宮原清の夢日記

2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「登山鉄道」

かつて何度となく訪れた、高地の湿原。 この週末、久方ぶりにそこへ行ってみようと思った。 麓の町に着いた時には、既に日が傾きかけていた。 そこから登山鉄道に乗って湿原の入り口へと向かう。 既にじっとりと濡れた空気の中、列車は歯ぎしりをしながらス…

「無能山」

無能山は、もともと風邪の谷の住人で、ふだんは滅多に姿を見せない。だが、この街で事件が起きたために、こうして現場の煉瓦造りの洋館にに呼び出された。近隣で何か不可思議な事件が起こるたびに無能山は呼び出されるが、それは、容疑者としてではなかった…

「足の指の研究ー3」

サルの足の親指は、うんと内側についていて、あたかも人間の手の親指のように機能するが、人間の足指の機能はそこから時間をかけて今のような役割へと次第に変化した。すなわち「物を掴む要としての役目」から「冬に布団の中で靴下を脱ぐ役目」へと。 その過…

「足の指の研究ー2」

足のツメも、手の場合と同様にに小指から切り始めるわけだが、 そのとき触れられる足の指側の感触に、以前からどうしても腑に落ちない点があった。 ツメ切り作業の途中で、特に中指あたりで自分が何指を触っているのか分からなくなるのである。 長年の研究の…

「足の指の研究-1」

長年の研究の成果を発表します。 週末の風呂上がりのひとときに、人はツメを切ったりする。多くの人が、手のツメを切った後に足のツメを切るであろう。先に足のツメを先に切ってから手のツメを切る気になれないのは、たとえ風呂上がりのキレイな状態だろうと…

「エア」

毎晩広い空をチェックするのは骨折りだが収穫も大きい。 今夜は湾岸方面に狙いを定めることにした。 空と海の境界とおぼしき暗闇にじっと目を凝らすと、そこは微弱なコードに満ちている。それらのひとつに焦点を合わせ、アンプリファイアして形に定着してや…

「月子と松子」

お化粧研究会でのグループ対立は激化する一方だった。 一方のグループは、匂い立つような色香を放つ女、月子の率いるメファンタスティック・ファイヴモ。片や腹が減っては地塗りができぬという怒濤の女、松子を中心としたメナチュラル・ハイモ。 彼女達の対立の…

「欧米」

L○VE PSYCHDELIC○を聴いていて思った。 「欧米か!」 すまん。