赤提灯では、やり手の老婆がダミ声で客に酌をしている。階上からは、間借りしている娘が弾くピアノの音。それがセットになっての家路だ。
山小屋に展示されている鳳凰像はスチロール製で、お粗末な造りだった。仲間内で馬鹿にしていじっている内に、台座から足が外れてしまったので木工ボンドでくっつけようとしたが上手くいかず、次第に収拾がつかなくなっていいた。
山間の狭い曲がり道をやっとのことで通り抜けた3台のバス。 なんとか終着点に着いたのは良いが今度は狭い出口から特大の長梯子を下ろさなくてはならないのだった。
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