dobochon’s diary

宮原清の夢日記

2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「仰向けのライオン」

狭い街中に無理矢理作られた高架鉄道は、 ビルのわずかな隙間をのたうつ蛇のように きついカーブを連続させていた。 加えて幾重にも重なった路線を避けて 急な上下運動を何度も繰り返すせいで、 レールと車輪はひっきりなしに悲鳴をあげ続け、 車両は右に左…

「車座」

「朝からしっかり食べる会」のみなさんが、 早朝の駅前で 車座になって 肉まんをほおばっていた。

「またぎ」

飲み屋にて。 後ろの廊下で地響きがしたので、 座敷から頭を出してみると、 大男が頭から血を流して倒れていた。 飲み過ぎて足下がふらつき、 カウンターの角で額を切ったらしい。 救急車が来たときには床が真っ赤になっていた。 そこへ奥の厨房から オーダ…

「ふいご」

女教師に頼まれて、 母校の教室の入り口にぶら下げる表札を作った。 鞴(ふいご)の付いた表札は廊下に湿った溜息を吐く。

「指定席-2」

俺はアンタみたいに毎日ここに来れるわけじゃないんだ、 この席を守るのは俺には荷が重すぎる。 「いやいや良く聞くがよい若造よ。 お前の肝臓はすでに この店の酒に合わせてチューンアップ済みだ。 お前はやるしかないんだ。」 「ま、待ってくれ! 俺にはま…

「指定席」

飲み屋にて。 いつ行っても 必ず同じ席に座って酒を飲んいる親父がいる。 多分毎日来ているのだろう。 ところが今日はたまたま早く来てしまったようで、 親父はまだ来てなかった。 バイトの店員に案内されたのがその親父の指定席だったので、 まずいんじゃな…

「冬のトンボ」

食堂でスープをすすっていると トンボが青虫を持ってきてくれた。