dobochon’s diary

宮原清の夢日記

2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「ノブ」

パーティーに出席した120名の中から、 くじで俺が選ばれ、 大きなケーキの奥に埋められた ノブを廻す権利を得た。

「発掘」

工房の裏手の造成地で「すごいものが出た」と学者達が大騒ぎしている。 この辺りの土地は登記上は準工業地帯なのだが、お構いなしの宅地化が進み、ここ数年やたらとほじくり返されていた。さらに地形的には古い扇状地の下手にあるため、掘ればいろんなものが…

「赤目パイパイ」

忍者である私は 屋敷の随分上まで上ってきたはずだ。 部屋の壁は何の素材でできているのだろう、 鮮やかなブルーを貴重とした緩やかな曲面で仕上げられていて、 床にはふかふかとした水色の絨毯が敷かれている。 部屋と部屋・上階と下階の境界が曖昧な構造に…

「あしたのエー坊」

エー坊は思う。 自らを痛めつけることなく、自己を相対化することなんて出来るのだろうか。 体内にいろんなタイプの「毒」を入れることで、生を実感する。 そもそも、身体は毒素を自己生成する事すらあるらしい。 タトゥーは、外界と自分の境界を輪郭化して…

「なぜかエー坊」

器具をはめたまま眠ってしまったエー坊。 どのくらい時間が経ったのだろう、 閉じた瞼の向こうで、まばゆい光が舞うのを感じる。 目覚めの一歩手前の世界で、その光の明滅は明らかにメッセージだと思った。 止まっていた血流がどっと動きだし、エー坊は目を…

「そしてエー坊」

どこにしまったのか、どうしても思い出せないものがある。 一日中、家捜しをしたが見つからない。 もうこうなったら身体に聞くしかなさそうだ。 エー坊は今日も装置に身を委ねた。 締め付けられるこめかみの奥から 記憶をひっぱり出すのだ。

「本日のエー坊」

アイルランドの民。 海沿いの農地には土が無く、岩ばかりだ。 彼らはその岩を使って、潮風から畑を守るための石垣を築く。 その上に海から運んだ海草を乗せ、雨にさらして塩分を抜く。 石垣で囲まれたわずかな土地にそれを敷き詰め、 長い時間をかけて海草が…

「今日のエー坊」

海老蔵の目つきに触発され、 左右の黒目をそれぞれ上と下に動かす事ができないものかと考えたエー坊。 早速、眼球運動養成ギプスの作成にとりかかった。 あの「こめかみ締め上げ器」がこんなところで役に立つとは。 眼前に固定された小さなモニター上で、 最…