dobochon’s diary

宮原清の夢日記

2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「cross」

「何のポーズだと思う?」 途中で拾った棒きれを片手にかざし、女は砂浜にひざまずいてみせた。 溶かした鉛を思わせる静かな海面に、 雲間からやっと出てきた柔らかな春の陽差しが、まるで銀箔のように貼り付いている。 その小さな浜辺には、俺達を除けば杖…

「your breath」

洗面台に見慣れないフレグランスの小瓶がおいてあった。 ラベルには「your breath」とある。 かいでみると、なるほどまるで俺の息の臭いだ。 こりゃ、どうなのか。

「新聞」

駅のホームで新聞を買ってみたところ、 裏面に両面テープがびっしりと貼ってある。 これをうまく畳みながら読めるかどうかで 社会人としての資質が試されていると思った。

「壁紙」

経師屋の与一。 毎日壁紙を貼っている。 他の壁紙屋と違うのは、タイムトラベラーだという点。 時空を超えて、 過去へ壁紙を貼り替えに行く。

「あたたかい風」

最近は街のトイレも随分ときれいになって 下手すると家のトイレより居心地のよい空間すらある。 ここ2日ばかり、タイトな現場に入りっぱなしだった俺は あるショップの個室トイレで落ち着きを取り戻そうとしていた。 ウォシュレットの機能の進化に関心しつつ…

「ディスコ」

六本木で打ち合わせが終わり、 あのディスコは今どうなっているのだろうと思って 路地の奥の入り組んだビルへ行ってみた。 銀色に塗られた重い鉄の扉を跳ね上げる。 ここの入り口は、 地下の調理場から上階のフロアへ料理を運ぶための 厨房用リフトを兼用し…

「ベニヤ」

近所のホームセンターで 5000×5000という並ベニヤを発見した。 とりあえず買った。

「ワイキキ」

万が一 俺の腹が割れたら、ハワイへ行くという約束だ。

「dancing」

dancing with the bench. ベンチと踊ります。

「ハイブリッド鼻炎」

花粉症がいつ頃出現したかはよくわかっていないらしいが、 アレルギーというものが知られるはるか昔から それらしい症状は記録されているそうだ。 ガラパゴス諸島では、昨今の環境変化によってなのか、 海イグアナと陸イグアナとの間で ハイブリッドイグアナ…

「ジャン」

今回俺が造った新しい醤は 来年売り出す予定で 香港のビルの最上階に厳重に保管してある。 しかし飲み過ぎて造ったので 調合はいいかげんだ。

「ロイド・レッド」

友人がロイド・バーキンの画集を貸してくれといってきた。 滅多に開くこともない画集だが久々にページをめくってみる。 いわゆる「ロイド・レッド」が 今でも画集から溢れんばかりの光を放っていて、 貸すのが急に惜しくなってきた。

「桜」

人並みに近所の白菜公園へ花見に。 誰もが花に目を奪われている中、 ひとり幹の皮を夢中になって剥いでいる男。 門松医師だった。