dobochon’s diary

宮原清の夢日記

2017-01-01から1年間の記事一覧

「音楽室-3」 music room-3

次の授業はバイオリンだったが 弾いたことがなかったので、教師にそう云うと 弓のような形をした補助具を貸してくれた。 これを使うと、なんと初めてバイオリンに触った人でも 玄人はだしの演奏ができるのだった。 いい気分で演奏していると突然、ネック部分…

「音楽室-2」 music room-2

オカリナを吹く順番がやってきた。 恐る恐る歌口をくわえ 息を吹き込んでみたら 予想外に気持ちの良い音が出た。 出鱈目にポーポーと音を出しているうちに 次第に調子が出て来て 何やら旋律らしきものが生まれたと感じた時 ふいに誰かが、別の音をかぶせて来…

「音楽室」 music room 

当時は、教師も教室も足りなかったので 週に何回かは、他のクラスに混じって授業を受けていたのだ。 今日の音楽も、2クラス合同の予定だったが 私は、休み時間にモタモタしているうちに どの教室に行けば良いのかわからなくなってしまった。 当てずっぽうで2…

「くつ下」 Socks .

スタイリストらしい知人がハサミで 私の服を切り刻んでゆく。 しかし靴下だけは しばらく眺めて切るのを止めた。 .

「青いワニ」 Blue crocodile 

青いワニの懐中電灯を照らしながら 豚小屋の中をさまよう。 豚は寝ている。 .

[路上のスイカ」watermelon on road  

交差点に置いたスイカを車に轢かせて割る。 男はそれを並べて売っている。 マズそうだ。 .

「軌道」 Orbit

「鎧の補修」 Repair of armor .

鎧の武者(ハニワ調)がやってきて 裾の補修を頼まれた。 貴重な資料となった。 .

「困ったふたり」 troubled couple

土手で困ってる女がいる。 しかし私も困ってる。 .

「床下のワニ』 Alligator .

その後、庭には相変わらず奴らがいる。 加えて最近は 床下にワニもいる。 しかも顔の無い奴が。 .

「月下のプール」 Pool under the moon   .

日付の変わった帰り道。 春の強風に晒された運動公園は 月明かりでふいに昼間のように明るくなったかと思えば うそのような漆黒に染まるのを繰り返し、 まるで早回しの映像を見ているようだ。 プールの横を通り過ぎようとしたとき 水面から発するウルトラな…

「パス」 pass 

丸くなってパス回しをしていたはずが いつの間にか1対5になっている。 .

「香水川」 Perfume river .

冬の夜中に野火止用水を渡るとき 香水の香りがすることがある。 たとえば半開きの瞼の隙間から オリオン座を見上げて歩く帰り道。 外気より水の方が温いので 用水の水面からは湯気が立ちのぼっている。 橋を渡った途端、 ふいにムスクのような甘く淫美な香り…

「庭の動物」 Animal in a garden 

庭に黒い動物が住みつくようになって暫くが経ち 今朝は竹垣の陰で二匹が背中合わせで重なっている。 よく見ると庭石の奥にも一匹、 牡丹の下にも二匹、三匹、 全部で六匹くらいはいるんじゃないだろうか。 .

「枇杷鳥」 loquat bird

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「揺らめき川」 waver river

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「人差し指」first finger 

何故そんな手のつなぎ方をするのかを聞くと 「人差し指が一番繊細なのよ、だからこうして組む」 と、彼女は云った。 そのせいかどうかわからないが、 西の空に湧き出してきた雲から いくつもの漏斗が渦となって垂れ下がり始めた。 .

「モルタル少年-2」 Mortar Boy-2

少年は 生身の私を見て そんな格好のまま見つかってしまったら 大変なことになる、 と云って、彼の家に連れて行ってくれた。 その玄関は、 人一人がやっと通れるような 岩を穿った四角い穴だった。 私は、彼の足に掴まって 穴の奥へと入っていった。 私が掴…