dobochon’s diary

宮原清の夢日記

2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「再会」

奴がやって来る。 そうお母さんが言うのだからきっと間違いない。 俺は嬉しいやら怖いやらでしばらくオロオロしていた。 結局会うのが怖くなって 自転車に乗って、太平洋岸まで逃げることにした。 しばらく走って、 靴を履いていないことに気がついたがもう…

「Walk like the Elephant」

「うまく歩けない」というより、 「歩き方そのものを忘れてしまったのではないか」と思うことがある。 何かを拍子にして、急に自分の歩行が自分のものではなくて まるで他人の身体を無理矢理動かしているような・・・ だから一旦そうなると、糸の絡んだ操り…

「キャタツ」

トンネルは暗く、コンクリートの天井からは水が滴っている。 途中に銀色の高い脚立が置いてあり、その上方に目を凝らすと 天井には人がやっと一人入れるくらいの亀裂があった。 俺は迷わず脚立にのぼり、その亀裂に頭を突っ込む。

「宴会プラン」

鍵のかかった格子戸。 その奥の部屋の中央に 高さ2メートルはあろうかという、瀬戸物の徳利が一本。 あとは何もないが 時折誰かが格子越しに肴を差し入れてくれる。

「3つのノルマ」

「お主んとこは・・・・」 身を潜めていた俺に、 町内会のおばばが切り出した。 俺は、かねがね 自分が属することのできる世界は 同時に3つくらいまでが限界だと思っている。 その3つの世界ですら、順調に運営されているわけではなく 常にいろんな問題を抱え…

「米の服」

炊きたてのお米を 石の台の上に広げ、 手のひらで平たくなるまで押す。 米の粒が潰れきっててしまわないように気をつけながら 軽く油を塗った綿棒を使って生地をゆっくりと延ばす。 ある程度の薄さになったら、 陰干しして半乾きの状態にする。 それを手で千…

「マフラー」

夜な夜な 寝ているあいだに どこからともなくやってきて 俺の首にマフラーを巻いていく奴がいる。 しかもそのマフラー、俺のじゃなくて友達のだ。 「なんだか友達の人生しょいこむみたいな気分になるからやめてくれよ」 と頼むのだが、そいつは 「いいじゃな…