dobochon’s diary

宮原清の夢日記

「待合室」


中学時代の同級生、オチャを見舞いに、旧友二人と連れ立って山陰の病院を訪ねる。途中、迷いながら行ったので、まる一日かかってしまった。
そこはえらく古びた病院だった。待合室の真ん中にはダルマストーブが置いてあって、それを取り囲むように診察待ちの患者が座っている。彼らも妙に古びた出で立ちだった。どてらを着た爺さんに、鼻水を垂らした坊主頭の小学生。赤ん坊に乳をくれている母親もいる。


よく見ると、壁に貼ってあるポスターや窓の外を走る車のデザインがどうも妙だ。そういえば先ほどから携帯がまるで繋がらない。胸騒ぎを覚えて、待合室のラックの新聞を取り上げ、日付をみた。


昭和46年だった。


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