dobochon’s diary

宮原清の夢日記

「医者のサンダル」 Doctor’s sandals


おなかが痛くて病院へ行った。
しばらく待合室で待ったあとで
診察室に通されると
先生がカルテを見ながら座っていた。
その先生が名医であることは
彼が素足に履いているサンダルの
底の減り具合からみて明らかだった。


「どしたの?おなか痛いの?」
「はい」
「ちょっとハダカになって横向いててみよか」
「切るんですか?」
「切らない切らない」
「切ろうと思ってるでしょ」
「ぜんぜん切らない」
「じゃ、それは何すか?」
「これ?これは検査棒だから」
「だってギラギラしてるじゃないですか」
「ギラギラしてるからいいんじゃん」


これは完全に切られるな、と思った。
次の瞬間、検査棒が鼻の奥まで差し込まれて
液体がジャージャー出てきた。
「宇宙へ連れてってやるからね〜」
先生の声が遠くから聞こえ、
やがて俺は意識を失った。



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