dobochon’s diary

宮原清の夢日記

「頼もしいアンテナ」


「早くここを出よう、長居は無用じゃ」
友人にせかされて、病院を後にした。


来た道を戻ろうとしたが、迷ったせいで方向がサッパリ分からない。
夕暮れの街の中を、やみくもに車を走らせ何度も角を曲がっていると、
ふいに白い光に満ちたコンビニが現れた。
転がるように飛び込んだ。
スポーツ新聞の一面では野球選手のメジャー入りを報じていた。
携帯のアンテナが頼もしい程に立っている。


ほっと胸をなで下ろした瞬間、ハタと気が付いた。
例の文集を、待合室に忘れてきてしまったのである。
慌てて飛び出したので、最後のページを読んでいないではないか。


気になる事に・・・
最後の分岐点が、平成18年の年末となっていたのだ。


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