dobochon’s diary

宮原清の夢日記

2007-01-01から1年間の記事一覧

「足の指の研究ー2」

足のツメも、手の場合と同様にに小指から切り始めるわけだが、 そのとき触れられる足の指側の感触に、以前からどうしても腑に落ちない点があった。 ツメ切り作業の途中で、特に中指あたりで自分が何指を触っているのか分からなくなるのである。 長年の研究の…

「足の指の研究-1」

長年の研究の成果を発表します。 週末の風呂上がりのひとときに、人はツメを切ったりする。多くの人が、手のツメを切った後に足のツメを切るであろう。先に足のツメを先に切ってから手のツメを切る気になれないのは、たとえ風呂上がりのキレイな状態だろうと…

「エア」

毎晩広い空をチェックするのは骨折りだが収穫も大きい。 今夜は湾岸方面に狙いを定めることにした。 空と海の境界とおぼしき暗闇にじっと目を凝らすと、そこは微弱なコードに満ちている。それらのひとつに焦点を合わせ、アンプリファイアして形に定着してや…

「月子と松子」

お化粧研究会でのグループ対立は激化する一方だった。 一方のグループは、匂い立つような色香を放つ女、月子の率いるメファンタスティック・ファイヴモ。片や腹が減っては地塗りができぬという怒濤の女、松子を中心としたメナチュラル・ハイモ。 彼女達の対立の…

「欧米」

L○VE PSYCHDELIC○を聴いていて思った。 「欧米か!」 すまん。

「ポケット」

日曜日、息子のバスケの試合。 会場となった隣町の体育館は、異様にざわめき立っていた。 それはゲームの盛り上がりによるものではない。 ユニフォームに取り付けなくてはならないはずのLEDが、 ごっそりと紛失してしまったらしい。 「おかげでウチの子のの…

「クナイ」

帰るのが面倒になったので、友人のクナイの店に泊めてもらうことにした。 クナイは昔の同級生で、今は神楽坂で店をやっている。 雑貨や服を売っているのだが、キワモノが多く、あまり客が来ない。 それをいいことに、そこは古い友人たちのの溜り場になってい…

「運転奏法」

車を運転しながら曲を聴いてると、 よくやるだろ? リズムに合わせてダッシュボードの上を指で叩いてしまうアレ。 大体において親指がバスドラで人差し指がハイハット、 中指と薬指でスネアってところか。 ハンドルを握る指が踊りだすこともある。 旋律を追…

「夢見る換気」

雨の後の満員電車は最悪のエアコンディションだ。 冬だというのに、湿式サウナに入っているみたいだ。 向かいのお父さんの額からは幾筋もの汗がダラダラと。 ほら、そっちのお姉さんもファンデーションがくずれてるぞ。 車掌には届かない、蒸れた無言の叫び…

「TOBACCO BAR」

そこは迫害されたタバコ吸い達が集う場所。 無臭の街に現れた煙のオアシス。 彼らが安らかにパープルヘイズに身を委ねられる、 「タバコ・バー」を夢想する。 その店の壁は、世界中のタバコの銘柄で埋め尽くされていた。 一杯飲りながら、好みのタバコを心お…

「半角カタカナが」

どうしても好きになれない。.

「赤い鼓動」

「どなたですか?」 ドアホンに出ると相手は次のように言った。 「どんな方でも自分に正直になるのは大変難しい事だと思うんですが そんな悩みをかかえていらっしゃる方にゼヒご紹介したいモノがありまして こうして一軒一軒お邪魔している訳です」 興味をそ…

「ドツボ」

ドツボの状況で、人は一体何ができるのだろう。 例えば今日。 宅急便の荷物が原因でグループの人間関係が悪化した。どうすればここまでこじれる事ができるんだろうというところまで話がこじれ、事態は最悪の局面を迎えている。溜まっていたマグマが出口を求…

「宅急便」

宅急便が届いた。 4人のメンバーそれぞれに一箱ずつ。 問題は、どれも大きさと形が全然違うことだ。 思った通り、俺の箱が一番小さく、貧相なわけだ。 俺は、とある人気グループの一員。 普段はこういった届け物の類いは事務所の人間が管理しているのだが、…

「真夜中のパースペクティブ」

青山通りを右に大きくカーブしたら、 赤坂の先に巨大な月が落ちていくのが見えた。 6車線の道路と両脇の建物が作る一点透視の風景。 その消失点上に、アホのような大きさの月。 これだけ月が接近したら、地球はまずいんじゃないのか。 あわててカーラジオを…

「ジェット・コースター」

子供の頃、近所に住む同級生の家の庭山にジェット・コースターがあった。といってもごく小さなもので、鉄工所を営んでいた同級生の親父の手作りである。小さな築山の上をレールがうねる程度なので、大してスピードが出るわけでもなく、おサルの電車に毛が生…

「交番で」

ポリタンク.

「ハーモニカ」

この世のものとも思えない突風が吹いている。 電信柱につかまっていなければ吹き飛ばされるところだった。 空を見上げるとハーモニカが飛んでいた。 自らを持ち上げている、その風の力で、 高らかにファンファーレを吹きながら。 .