dobochon’s diary

宮原清の夢日記

「リニューアル」


出勤したら、事務所のレイアウトが変わっている。
窓向きなのが気に入っていた俺のデスクは部屋の中央に移動され、 元の場所には白いソファーと大きな趣味の悪い柄のクッションが置かれていた。 パソコンもモニターも見知らぬものに入れ替わっていた。

呆然としていると、やがてバラバラと同僚たちが出社してきた。
皆、平然とした顔をしているので、俺は猛然と抗議した。
「これは一体どういう事なんだ、一言相談があっていいんじゃないか?」

するとシステム担当のトヨハシが天井を指さして静かに言った。
「一番変わったのはあれなんだ」
見上げると、板張りの天井に節穴が無数に空いている。
そこから何かが俺を見つめていた。
人間ではない。レンズのようなものが瞬きしている。

俺と目が逢うと、そいつは回転しながら天井裏を移動していった。