dobochon’s diary

宮原清の夢日記

「矢印」


几帳面な人達にとって、「矢印」というのは抗いがたい拘束力を持つものらしい。


パスネットのカードには、「←IN」と印刷されているが、実は反対側から入れても何も問題はない。ところが彼等は分かっていても、どうしても矢印の方から改札機に入れないと気が済まない。これが原因で、改札機を通過するのに、気にしない人に比べて、カードをひっくり返す手間分のコンマ数秒、余計に時間がかかるのである。その結果、改札渋滞が起きる。ひいては余計なストレスが几帳面な人にもそうでない人にもかかってしまう。通産省の試算では、このマイナス要因による経済損失は年間で7億円を超えるという。


そして今回の依頼人は矢印の束縛から逃れたい一心でここにやって来た。



几帳面な人達にとって、「矢印」というのは抗いがたい拘束力を持つものらしい。


パスネットのカードには、「←IN」と印刷されているが、実は反対側から入れても何も問題はない。ところが彼等は分かっていても、どうしても矢印の方から改札機に入れないと気が済まない。これが原因で、改札機を通過するのに、気にしない人に比べて、カードをひっくり返す手間分のコンマ数秒、余計に時間がかかるのである。その結果、改札渋滞が起きる。ひいては余計なストレスが几帳面な人にもそうでない人にもかかってしまう。通産省の試算では、このマイナス要因による経済損失は年間で7億円を超えるという。


そして今回の依頼人は矢印の束縛から逃れたい一心でここにやって来た。


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