dobochon’s diary

宮原清の夢日記

「壁の補修」Wall repair

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建物の住人たちが、老朽化してしまったところを補修している。

ひび割れたり、剥がれ落ちたりしている壁に

漆喰をコテで塗り足す作業。

 

柱と壁の間にできてしまった隙間を埋めるのは何とかなるだろうが

垂直の壁から天井のヴォールトにかけては、

オーバーハングになっている上に三次曲面だから

コテで美しく仕上げるのはいかにも難しそうだ。

誰かから借りて来たらしいヘルメットを被った男が苦戦していたが

案の定、そこの箇所が上手く行かないようで

何度やっても漆喰を天井にくっつけられず、

床に、こぼした漆喰の山を築いていた。

 

よっぽど手伝いたいと思ったが、

ここで下手な手出しは無用だ。

自分は後ろ髪を引かれる想いで、1階に降りるエレベータに乗った。

 

「取り調べ」 investigation

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古い宿の布団部屋。
延々と取り調べが続いたせいで、自分はすっかり参ってしまい、ついに寝てしまった。

フトンの中で目を覚ますと、枕元の机の上に、2枚の名刺が置いてあり
それぞれの裏面にメモ書きが添えられていた。

1枚は取り調べ官のもので、
寝てしまった自分に対する嫌味が書かれているようだが
あまりにひどい癖字で、まるで読めなかった。

もう1枚は宿の主人のもので、
目覚めたら風呂に入っても良いこと、
布団を押入れに戻しておくこと、
宿に代々伝わる画集を見たければ見ても良いこと、などが
丁寧に書かれていた。

しかし自分はまだひどく眠かったので、再び布団に入って寝入ってしまった。

ーーー(つづく)ーーー