dobochon’s diary

宮原清の夢日記

「アーモンド_3」 Almonds_3


車両は急勾配をゆっくりと進んだ。
まわりには建物とも街ともつかないような空間が
遥か彼方まで続いている。


やがて空が見え始め
幾重にも線路が絡んだ上層階へ出た。
そこには巨大な黒尽くめのひとつの建物。
壁面には「秘密」という文字が掲げられている。


自分を乗せた車両はその建物に向かって
さらに坂を登っていく。
モーター音がまた高くなった。



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