dobochon’s diary

宮原清の夢日記

@「アーモンド」 Almonds  


はじめは新しい駅が造られているのかと思った。
最近出来たばかりの地下鉄と連絡するために。


自分は、いつもそうしているように
開閉ドアの手すりの内側に身をはさむようにして
隣の男の肩越しに流れる外の景色を眺めていた。


急なカーブに沿ってホームプレートが建設されている。
その壁面には駅名を示すコルトンだけが光っていたが
そこに書かれていたのはもちろん初めて目にする駅名だった。


しかし、そんな建設中の駅がふたつ、みっつと連なり、
見覚えのないカーブが延々と続くのを見て
これは完全に途中で乗り間違えたな、と思った。


ポケットには今朝作ったアーモンドの煮付けがはいっている。
落ち着くにはアーモンドが一番だ。




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