dobochon’s diary

宮原清の夢日記

「アケミ」


即身仏のアケミが
「東京に来ているので飲みに行こう」
というので、
神楽坂へ繰り出す。


アケミとは学生時代に平泉で知り合って以来の付き合いだが
これがまた酒好きの女で、一緒に飲むと
大概俺の方が先に酔いつぶれてしまうほどだ。
ただ、なにせ即身仏なものだから、地元で飲んでいても
周りの人から話題やツマミのカロリーのことで
気を遣われすぎて、楽しく飲めないのが悩みらしい。


その点、俺は平気でコロッケなどを食べながら
ほとんど自分の話ばかりしているので、
アケミにとっては好都合な飲み相手なのだろう。
そういえばアケミの歳すら知らない。