濃い紫の袈裟を着た方の坊さんは目をつぶり一心不乱にうなり声をあげている。その斜め後ろで薄紫の坊さんがお経をめくりつつ木魚でリズムを刻み、全体の流れに強弱を付けてメインボーカルの暴走をコントロールしているようだった。彼は木魚の他にも、大小二つのベルと、何度かやってくる節目ごとに鳴らすドラを、巧みに操りながら、同時にお経もユニゾンで読むのだった。
ところでさっきから何か落ち着かなかったのは、木魚のリズムがオフビートだったせいだ。木魚はアタマで叩くものだとばかり思っていたから意外だった。
詳しくないのでちょっと興味あり。宗派による違いなのか、地域による差なのか。はたまたこの世界もロック世代の波に洗われ変革を見せようとしているのか。
ちなみにこのライブは名古屋