dobochon’s diary

宮原清の夢日記

「水鳥」 Waterfowl  .



運動公園は月明かりで嘘のように明るい。
プールの脇を通りかかったとき、
塀の向こうから派手な水音がした。
こんな季節に泳ぐ人がいるはずもなく、
よじ上ってプールをのぞいてみるとそこには
半ダースほどの水鳥たち。
人の視線を感じたか、一斉に尻を振りながら
向こう岸に向かって逃げるように泳いでいく。
いいよ、一年のうち10ヶ月は君たちのものなんだから。


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