dobochon’s diary

宮原清の夢日記

「灰色の銃」 Gray gun  


突撃の前に
それを思いとどませるための授業のようなものがあるのだが
それとてあまり効果はなく
一人か二人の若者がやっと止めるくらいだった。


やがて彼らはポツリポツリと席を立ちはじめ、
廊下の壁にかけられた灰色の鋳物の銃を手に取ると
力なく「ウワァ〜」などといいながら
小走りで階段を降りてゆくのだった。



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