dobochon’s diary

宮原清の夢日記

「約束の時間」


「そろそろ来るころだが」
そう思って家の外に出てみると
一台の車が停まっている。
運転席にはサイドミラー越しにぼんやりと空を眺めている奴がいた。
家の前のジャリ道を鳴らすタイヤの音に気づかなかったところをみると
ずいぶん前に着いていただろうに。
「何してんだ」と聞くと
「約束の時間までちょっとあるので」と言う。
昔から奴にはそういう律儀なところがあった。