dobochon’s diary

宮原清の夢日記

「歯クソアニメ」


馬場の赤提灯にて。
店のテレビから歯ブラシのCF。
歯の根本にこびりついたカスを素晴らしい性能の歯ブラシが気持ち良く掻き出す3Dアニメ。白い歯をした女の笑顔の合間に、ほんの一瞬だけ挿入されている。「シャキーン」てな感じの効果音とともにダイヤのような歯クソが砕け散る、というのがよくあるパターンだが、今日見たCFに登場する歯クソは流動的だった。これは歯クソの表現としてはとても珍しい。 流動的歯クソでもってお茶の間に不快感を与えない表現はさぞかし難しかろう。この1秒の為に長い時間をかけたアニメーターに敬意を表したい。

しかしその時モツ煮込みのスジやらネギやらがリアルに歯に挟まっていたこの俺を説得するだけの力はまだそのアニメーションには無かった。
「あれを俺に作らせてくれないか? 」
完璧な歯クソ映像を夢想しているうちに、大徳利が3本開いてしまったので店を出た。