dobochon’s diary

宮原清の夢日記

「傘」


さっきまでの大雨が嘘のように上がり、
空を見上げてみれば秋の星座がいくつでも見えるのだった。

ストッパーが壊れてしまった傘は
放っておくと全開になってしまうので、
そうならないように握りしめて歩いていると、
手が塗れてどうにも気持ち悪い。

俺は手が濡れると小便がしたくなるんだ。
いっそのこと傘を開いてしまえば
家に着くまでにいい具合に乾いてくれるのではないかと思い、
そうしてみた。
そういうわけで満天の星空の下を傘をさして歩いた。