dobochon’s diary

宮原清の夢日記

「トナカイ」


ベッカムが相談にやって来た。
もみあげにトナカイの形の剃りを入れたいらしいのだが、
「ツノ」の部分が細かすぎて表現出来ないという悩みだ。

俺は、もみあげの面積に対する毛の密度が足りないので、
細かい表現を実現するには型どおりの作業では無理だと言ってやった。
境界上の毛の1本1本をギリギリで
「捨てるか残すか」
それこそキワの勝負となる。

ベッカムは泣きそうな顔で頬をこすりながら、
「クリスマスまでになんとかしてくれないか」
と言った。