dobochon’s diary

宮原清の夢日記

「絵画教室」 Painting class

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踏み板を軋ませながら二階に上がると、
天窓の空いた天井は斜めで、床はもっと斜めだった。
イーゼルの脚で削られた床板の隙間から立ち昇るテレピン油の匂い。

そこら中が、古い石膏像やガラクタ、仏像や楽器などのモチーフで埋め尽くされていた。中には塑像の習作もあって、背中には作者の名前が掘られていた。

たむろす画学生達が飢えたような目でこちらを見ている。
「あちこちの美術学校からかき集めてきたんだね」と聞いたら
学生たちは黙って頷いた。

「タイル職人」 Tile craftsman

 

タイルを組み合わせて絵を描くことになって、タイル職人を訪ねた。

使うのを許されているのは

白く四角いCDサイズのタイルで

その一辺に赤い線を焼き込んであるだけだから

できることは限られている。

タイル職人の親父は見た目より優しくて、良く相談に乗ってくれた。

帰り際に

「2階で絵画教室をやってるんだ。良かったら覗いて行かないか?」

と云われた。

 

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「使える机」 Usable desk .

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その後も難問が続いた。たとえば

机に板が立てかけられていて

「この机は使えるか?」といったものなど。

中には役者を使った芝居仕立てのクイズもあった。

どうやら出題者は自分自身のようで

自ら難解なクイズを作って自分で苦しんでいる様子だった。

この状況から早く脱したいと思う。

 

 

「ハイヒールの舟」 High heel boat

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ハイヒールの舟に乗り、河をドンブラと進んでいく。
このアトラクションはクイズ形式らしい。

ふいに頭上から女の声で問題が出された。


「あなた達の乗っている舟と相似形のハイヒールが上から降りてきます。
これはぴったり重なるでしょうか?」


誰一人として、答えられるものはいなかった。

 

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shell102.com

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